患者様からの投稿 突発性難聴 3
昨年9月、おたふくかぜが原因で、右耳が全く聴こえなくなりました。
入院して治療を受けましたが、効果はなく後は薬を服用して回復を待つしかないが、難しいかもしれない、とのことでした。
他に何か治療法がないか調べたところ、鍼で難聴が改善したという事例がネットに乗っていて、かなり迷いましたがやってみることにしました。
施術を始めるにあたって、身体の状態も診てもらったところ、全身の筋肉が凝り固まっているとのこと。
耳の聴こえと身体の血流は、大いに関係があるらしく、一緒に治してもらうことにしました。
健康な身体では指圧されても何も感じないそうですが、どこを押されてもとても痛くて、特に背中は触られただけでくすぐったくて我慢できないほどでした。
今まで自覚症状がなかったので、普通だと思っていましたが、そうではなかったのです。
鍼は未経験なので、最初はやはり怖くて不安でした。
自分は神経質な方で、1本1本打たれるのを意識しすぎて緊張の連続でした。
今ふり返ると、怖いという気持ちが、痛さを増させるような自己暗示になっていた気がします。
何回か続けていくうちに、痛さも含めて、こういうものなんだと分かってきて、気分的に楽になりました。
施術を受けた後は、身体にだるさのようなものが残っていますが、その日はいつもよりぐっすり眠れて、翌朝は心身ともに前より軽快になっている、そう感じられてきました。
最初は身体の右側だけ集中的に取り組んでいて、自宅で試しに両腕を曲げたり、伸ばしたりを、繰り返す動作をしたら、明らかに右と左とで、違いがあって驚きました。
右腕は全く抵抗感がなくスムーズに動いて、今までにない不思議な感覚でした。
左腕の方はぎこちなさが重くあり、ただそれまではこれが普通だったので、こうして比較することで、自分の身体の状態が分かり、鍼の効果を実感しました。
慣れてくると、鍼が太くなり、打つ本数も増えて、本格的な施術になっていきましたが、あまり意識したことはなく、いつの間にかという感じです。
打たれる際の、鈍くて重い痛みがきつい時もありますが、日々身体が良くなっていくのが分かるので、痛がりの自分でも、頑張ることができているだと思います。
以前の、腕や脚は触ると固く、男はこういうものだと思っていましたが、今ではとても柔らかくなり、健康な筋肉の状態を知ることができました。
どうしようもないのではと、思っていた背中も、いつの間にか平気になって、驚いています。
実生活の中では、歩く時にまず肩周りが軽くなり、今は脚の動きなど、全身が楽に感じます。
睡眠も変わってきて、それまでは寝つきが悪く、朝起きてもまだ寝足りないようなだるさがありましたが、布団に入るとすぐに眠れるようになって、目覚めもすっきり良くなりました。
難聴になってから、健康な身体や生活を心掛けるようにしているので、そういうことも変わってきている要因の中にあるものと思います。
その上で、分からないことや気になることなど、先生に相談して、アドバイスをもらっています。
鍼によって、改善したことも多かったのですが、耳の聴力は残念ながら、回復しませんでした。
施術を始めてしばらくすると耳鳴りの音に変化が現れて、良くなる傾向のようで期待しましたが、それ以上変わることはありませんでした。
今は良好な状態を保っていますが、長年難病を患っているので、それも影響しているのかもしれません。
病院の治療では何も起きなかったのが、鍼だと反応はあったわけで、それだけでも驚きでしたし、やれることはにみんなやってもらって満足しています。
耳がきっかけで始めた鍼ですが、分からなかった身体の悪いところを見つけて施術することができて良かったです。
全身の血流が滞ったまま、年齢を重ねていったらこの先、どうなっていただろうかと、その効果を実感しています。
これからも健康と、聴こえる側の耳の状態を保つために、続けていこうと思っています。
突発性難聴3←こちらではご本人様の自筆がご覧になれます。
上記の「治療」と言う文言は、google広告の審査に挙げる為に「施術」に変えさせてもらっています。(櫻木)