症例 頭痛
50代 名古屋市 女性
症状:ひどい頭痛と首から肩の凝り感。ぎっくりを3年前連続4回経験。
状態:問診の時点で大体見当はついた。が、いつものように身体中を触診。
想像以上の重症度。身体中少しの圧で痛みを訴える。
病院の診断:総合病院の脳神経外科にて偏頭痛。筋緊張性にしては重症。
おそらく神経まで痛めている。お薬処方。
患者様の訴え:2週間前から仕事にも支障がある程の頭痛で
睡眠時間は毎晩4時間。夜中に4回は目覚める。
めまいも何度か経験。その度、布団で静かに過ごす。
鍼施術は初めてだけど、HPを見て
この痛みが治るなら痛くても我慢出来る。と来院。
触診:頭皮はうっ血でぶよぶよ。睡眠障害の判別部位は重症。自律神経の判別部位は重症。
頭痛の元凶部位は眼精疲も労含めて全て重症。腰痛判別部位は全て重症。
見立て:触診の段階では私の施術に耐えうるか心配だった。
鍼を入れてみたら大丈夫だった。
施術経過:ご本人の希望で2回コース。
下向きで頭・頸・背中上部・股関節・大腰筋
上向きでこめかみ・おでこ・頸・上肢
施術中鍼の刺激が強すぎて途中で数本抜く場面とはなったが
本人は満足して次の予約をなさり帰宅。
この方のケースは、永い年数を掛けて重症化した。
その原因は、我慢強い性格。痛みに鈍感。というおおらかな性格が災い。
永い時間を掛け患った身体には時間を掛けた施術が必要。
私の鍼はツボに入った瞬間から抜くまでの間、その痛みを増強させる。
悪さをしている筋肉にズボッとはまった証拠である。
今回は、そのいつもの頭痛が増強されて患者が我慢しきれず途中鍼を数本抜いたケース。
これは重症の方に当てはまるが、
1回目の施術ではまだ早かったと言うわけである。申し訳ない。
何度か同じ施術が必要と説明し納得される。
鍼がズ~ンと響き、施術後はだるくなり、いつもより熟睡でき、朝すっきり軽くなる。
これが大成功の施術。
慢性のケースと急性のケースとでは施術の経過も変わってくるが、おおむね施術は、
だるさが2日続いたり、何も感じなかったり、すっきりしなかったり。
した場合は身体の疲労度合いに施術が強すぎたか弱すぎたりした。
結果、そのタイミングでなかったと言える。
色んな鍼を経験せず、この患者は初めての鍼施術院で戸田鍼灸療院を選び来院してくださったのだ。
感謝いたします。