経穴のメカニズム
筋肉は硬くなると骨を引っ張ります。これがゆがみに繋がるのです。
鍼の刺激が神経に伝わると、ズーンと感じる特気が得られ、
その傷を治そうと血管を拡張する物質が分泌、血流が良くなります。
こうして、強張った筋肉が柔らかくなるのです。
特に経穴には大切な穴(ツボ)と言うのがあり、
学生の時、それは間接に多く分泌している事に気づき調べてみたら
経穴は神経が集まったり血管の通り道のポイントと重なる事を突き止めました。
それらを追及した所、今の治療法に至りました。
筋肉の起始停止にも穴は多いです。
集中鍼施術の刺激は神経を通して脳へも作用を及ぼします。
視床下部へ作用すればストレスホルモン、
オキシトシンの分泌を抑え運動神経に作用します。
それは脳の興奮状態を押えるのです。
したがって症状が重い人や症状が散らばっている人など、
4日間ほど連続で治療を施します。
筋肉自体からもホルモンが出ている研究も進んでいるようです。
穴は単独では存在するのではなく繋がりを持っています。
それらを”経絡”けいらくと呼びます。
皆さんも1度は見た事があるのではないでしょうか?
腰痛では脚、お尻、背中、頭。
肩こりなら腕、首、背中、頭。
という具合です。なので腰痛治療に腰以外の原因を探ります。
この辺りはもう皆さんにも大分浸透している話ではないでしょうか。
経穴への刺激が痛みに作用するメカニズムを理解して頂けたなら幸いです。