大殿筋の機能低下が及ぼす腰痛
歩行中、骨盤の自然な前傾で仙結節靭帯が緩むことで
ハムストリングスの緊張も軽減する。
この時、大殿筋が股関節の伸展の役割を果たさなければならない。
歩行は大殿筋の相動性収縮が起こり、同時に反対側の広背筋が収縮し
腕を伸展する事で歩みを進める。この際、大殿筋と反対側の広背筋の間にある
胸腰筋膜に緊張を強いる。その緊張により、軸足の仙腸関節がより安定する。
大殿筋の筋力、機能低下は歩行の効率の低下につながる。
◆歩く時、お尻の後ろが固いと太ももの後ろが固くなる。
お尻のほっぺたが固いと股関節に負担が起こる。
歩行とは、お尻のほっぺたの収縮と同時に、反対側の下部背中が収縮する。
そしてその間にある、筋膜が緊張する事で、お尻の後ろが安定する。
腰痛の原因は、お尻と脚と背中にあるのである。