腰痛のない人は腹横筋と多裂筋が丈夫い理由
腹横筋 それは腹筋の中で最深部に位置する筋である。
腸骨稜・磯鶏靭帯・腰椎部の筋膜・6つの下部肋骨の軟骨部に起始を持ち、
剣状突起・白線・恥骨で停止する。
腹横筋の主な作用は腹壁を引っ張る事で、いわゆるへそを背中側に動かすこと。
この筋肉は内腹斜筋と外腹斜筋、 体幹前側と横側の働きを支えている。
腹横筋は四肢の動きに必要な安定性に貢献。
吸気中、腹横筋が横隔膜の腱中心を引き下ろし、平らになると、胸腔は縦に伸び、
腰部の多裂筋は圧縮される。
多裂筋は腰部では最も中心近くに位置する筋肉であり、連続する細かい筋肉で、
表面部のものと深部のものとに分けられる。
多裂筋は腰椎の安定の為に重要な進展の役割を担っている。
脊椎の全体的な安定性に貢献している。
◆分かりやすく言うと
横っ腹の筋肉は手足の動きに関係している。
腹横筋と多裂筋は拮抗していて密接な関係を保つ。
その多裂筋は腰に多大な影響を及ぼす筋肉なのである。
結局、腕や脚の筋肉が疲弊し固くなったとて気付きにくく、
肩や腰に痛みを覚えて初めて辛い思いを経験する事になる。
が、マッサージや鍼で肩や腰ばかりをぎゅうぎゅうしていても思わしくならないケースはそのためである。
要するに、どこかが気付かない間に、一か所でも不具合を起こし放置していると
遠く離れたところが痛くなる。
痛い所を押したり、刺したりしてほしいし、そうすれば治ると信じて止まない患者様。
どうか我々を信じて任せて下さい。
ただ鍼は痛くて怖いもの、しかしたしかに筋肉が柔らかくなる。
この大きな壁を乗り越えた、奇跡の人にしかこの幸せは訪れないのである。
まずは。患者様全員に背骨の際に2列、だ~っと鍼を打つ。