自律神経失調症とは、精神の疾患ではなく内臓のそれである
自律神経は各臓器に指示を出し、内臓を働かせています。
バランスが崩れた状態により内臓疾患が起こり、自律神経失調症と診断されます。
ここで「ストレス」に少し触れます。
ストレスはまず脳にダメージを与えます。
脳はストレスを「不安」と言う状態で表します。
不安になると、健康な人は「怒り」として発散させます。理由は手軽に発散させることで、
手っ取り早く脳を落ち着く事が多いからです。
あまり良い方法ではない事は皆さんも怒ってすうっとした後、
必ず落ち込んだ気分になった経験があろうかと思うので、重々承知ですよね。
多くの方に起こりうる、「神経症」これはストレスが脳にとどまっている段階で、
それが脳から肉体へと及んだ段階が深刻な「心身症」と言うわけです。
「自律神経失調症とは、精神の疾患ではなく内臓のそれである」と言うゆえんです。
●伝えたいこと
脳に疲労があっても自律神経が正常なら疲労は身体へは伝わらず、内臓は円滑に働き問題は生じません。
ストレスは誰にでもあるもので、しかし自律神経が元気ならば問題ないのです。
症状が現れるのは各臓器なのですから。
東洋医学は、予防医学とも言います。
これから来るであろうストレスに健康的に対処する為に鍼で自律神経を整えておくのです。
決して、身体を壊してからでは元通りにはなりません、ダメージは多かれ少なかれ残るものです。
自律神経のメンテナンスも早いに超したことはありません。
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起立性調整障害
朝起きられない (怠け者? いいえ違います!)
交感神経には血管を収縮させる働きがあります。
それが異常亢進するとどうなるか
脚の血管が異常に収縮すると、血流が足先に貯留してしまいます。
脳貧血が起こる経緯です。 痩せて青白い顔の人に多いです。
朝、起き上がれずに学校や会社に行かれないのは、怠け者ではありません。
立派なご病気であります。
焦らずストレスをためず、散歩程度の軽い運動はお勧めです。
足に貯留した血液を心臓に戻す為です。
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朝のふらつき
交感神経が過敏だと、頻脈(鼓動が速い)、血管は収縮、起きているだけでマラソンをした後のような状態。
血圧が低下し、ふらつきなどが起こる。